咬合再構成
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咬合再構成とは
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。咬合再構成は、咬合崩壊が起きてしまった口腔内の組織を審美的・機能的に適切な状態に再構成する包括的な治療です。多くの歯の治療が必要な時でもこの口腔内を設計する知識は必ず必要となります。
歯には、とても多くの役割があります。「食べる」「飲み込む」「話す」「口元を支え綺麗な笑顔をつくる」「舌の動きを確保し連携をとる(発音など)」「歯肉・顔・筋肉・顎関節などの周囲組織にも関連し影響を及ぼす」など、これら以外にも多くの機能があります。また、人間は個体差があり、全員が同じではありません。生活環境など社会的背景も異なります。それぞれの方に合わせて対応する必要があります。
一本一本のそれぞれの歯にも、明確な役割があります。前歯は物を咬み切る、側方歯は食べ物を奥に送る、臼歯ですり潰して、舌がまとめ、飲み込んでいく。このような、一連の流れがあるのです。
その時、顎を動かすための動きの起始点が顎関節です。顎関節、臼歯、前歯を安定させ、正常に連動させることが大切です。それらの関係を良好な状態に構築し、身体が維持できる状態を把握し、調和が取れたあるべき状態に収める必要があります。
咬合崩壊が引き起こされる理由
咬合が崩壊する原因には、既存の噛み合わせの不正、不適切な治療やその繰り返し、顎関節、歯周病、酸蝕症、ブラキシズム、外傷、食生活、全身疾患の影響など多岐に渡ります。ほんのわずかな不正が、顎の機能や噛み合わせ全体に支障をきたすことも決して珍しくありません。
咬合再構成治療には
精度の高い技術力が欠かせない
咬合再構成には、保存修復、クラウンブリッジ、総義歯、歯周病、インプラント、歯内療法、口腔外科、審美、矯正、解剖、歯科技工、歯科理工、接着などのあらゆる知識と、それを精度高く形にしていく技術力が必須です。また、それを形にしてくれる技工士との連携が必要です。つまり、歯科医師の豊富な知識と経験と、それらに裏打ちされた高い技術力がないと治療を成功させることはできません。
咬合再構成は難しい治療ですが、治療計画や口腔内の治療に時間をかけながら患者様の機能を取り戻していきます。
これらを基に診断・治療計画を立案します。もちろん、単に治療計画を立てるのではなく、長く健康な状態を維持し、口腔内の組織や機能を保存するためにも、患者様の生涯を視野にいれた治療計画の立案が欠かせません。
新百合ヶ丘の歯科医院「カズトシデンタルオフィス」には、多くの経験と実績があります。ご希望の患者様には、それをお見せすることももちろん可能です。また、治療のリカバリーの実績も豊富です。当院では、患者様に咬合再構成を丁寧にご説明ししっかりとご理解いただき、侵襲を減らすことを含む治療の負担を失くすように心がけています。また、口腔内をより良くするために治療を通じて、機能性と審美性の精度の高い結果に常にこだわっています。
咬合再構成の治療をお勧めする方
当院では、以下のような方が咬合再構成を行っています。
- ・前歯の治療をより審美的に行いたい方
- ・治療を繰り返していて、再治療をしなくてはいけない箇所が多い方
- ・顎関節、咬み合わせに問題がある方
- ・歯の欠損(先天性欠損も含む)がある方
- ・インプラントや矯正治療を必要としている方
- ・義歯の方
- ・事故や外傷による問題を抱えている方
- ・酸蝕症、逆流性食道炎の既往のある方
- ・以前行った治療のリカバリー
咬合再構成のやり方は患者様の症状、ご要望によって変わってきますので、ご気軽にご相談ください。